必要なものを揃える (1) : 保険と鍵

ロードバイクを買うにあたり、もっとも躊躇した理由が怪我と盗難です。生命にかかわる事故はもちろんのこと、たとえ腕を骨折しただけでも仕事に支障を来たすこと間違いなし。過去に一度愛車を盗まれたことがある身としては、盗難についても万全の対策を取ろうと色々調べました。

保険

これは正直、もっと下調べしてから選べばよかったと後悔したんですが、自転車屋さんですすめられたものをそのまま買ってしまいました。中身はほぼau損保の「Bycle」簡易版*1と「すぽくる」で、自転車の修理サービスがついてくるというもの。ほぼ同等のパッケージをau損保で買うと保険金が1万円近く安くなるので、クーリングオフしてそちらで契約し直そうかと検討中です…

そもそも、怪我が心配だから保険に入りましたっていう論理がおかしい。事故や怪我から身を守りたいなら、まずはライトとヘルメットをしっかり選ぶべきです。というわけで次のエントリではその話を書きます。

自宅では鍵付きの屋内駐輪場、職場では自室まで持ち込んでいいことになったので、普段使いではそこまでシリアスな鍵は必要なさそうです。問題は外出先で、鍵の堅牢性(≒重さ)と持ち運びのしやすさを天秤にかけなければいけません。

選ぶ基準

まず、少なくとも素人の思いつきの盗難に対しては無敵で、ボルトクリッパを持ち出されてもスンナリとは切断されないくらいの強度であること。体重を乗せられないような位置で施錠すれば、それなりの時間は稼げるはずです。本気のプロが本気の工具を持ち出してきた場合は諦めます、というかプロなら十数万のバイクをそこまでして狙わないはず(だと思いたい)。

次に、取り回しと持ち運びが簡単なタイプで、かつダイヤル式であること。キー式は破損や紛失のおそれがあるので、個人的にはできれば避けたいところです。暗証番号は一度覚えてしまえばなくしたりしませんからね!そうなるとキー式しか見当たらないU字ロックは候補から外れてしまいます。持ち運ぶのも重そうだし。

ブログやレビューなどを読み比べた結果、まず候補に挙がってきたのがABUSとKRYPTONITEの2ブランドでした。どちらも正規販売店で購入していれば、一定の強度以上の商品なら盗難見舞金制度が用意されているという点が魅力的。後者のブランドで主に評価が高かったのはU字ロックだったので、ABUSで基準に合いそうな以下の商品を比較しました。名前だけで選ぶならKRYPTONITEだったんだけどね…

候補の比較
商品名 Tresorflex 6615 Combo 1360 / 110 Raydo 1460 Pro 685 Shadow Combo Tresor 1385
種類 Armoured Armoured Armoured Chain Chain
長さ (mm) 1,200 1,100 850 1,100 1,100
太さ (mm) 15 20 20 6 7
カラー 黒/青/白 黒/青/赤/グレー 黒/赤/グレー 黒/赤/青/白/ピンク/グレー
レベル 5 5 6 5 7
重量 (g) 820 840 845 920 1,380
定価 ¥3,680 ¥4,600 ¥5,670 ¥5,670 ¥7,140

出典: ABUS ALL PRODUCTSより


盗難見舞金制度が適用されるレベル5以上だと、このあたりが選択肢に入ってきそうです。実際に店頭で持ってみた感じ、1385はハッキリと重かったので除外。チェーンは堅牢なんでしょうが、フレームに添えてみると布一枚隔てて金属がカチカチと当たるのが気になったので685も除外。残るはアーマードケーブル式の3種類ですが…

Tresorflex 6615 Comboを買いました

色々と比べといてアレなんですが、結局安さに負けました。今回は導入を見送りましたが、アタッチメントをかませば車体に直接取り付けられるのも魅力的。長さも十分で、場所さえあれば簡単にフレームと片方のタイヤを地球ロック*2できます。食事をとるくらい自転車から離れる必要が出てきたら、もう一本同じか違うものを買う予定です。

鍵の選定にあたっては、このブログがとても参考になりました。どんな鍵をつけたって本気のプロには敵わないということを学びました。

*1:自転車ロードサービスと入院一時金と個人賠償責任、それぞれブロンズコースより条件が低く入院・手術保険金はなし

*2:地面にしっかり固定されたものに自転車を繋ぐことをそう呼ぶらしいです。最初は「ちきゅうなげ」みたいなポケモンのわざかと思いました